自分の責任範囲を必要以上に広げないほうが幸せになれる
人は人、自分は自分。定められた責任範囲を超えてケアしすぎると無駄に消耗するだけだと思いました。
あまりにセクショナリズムが過ぎるのはもちろん悪だけど、だからといって全てを自分の責任のように感じるのは、精神衛生上よくありません。
隣のチームの遅れは自分のせい?
たとえば、隣のチームの作業が遅延しているとします。
後続である自分のチームの作業開始が送れてしまっています。
さて、隣のチームと自分のチーム、どちらが悪いでしょうか?
ほとんどの人は「隣のチーム」と答えると思います。
しかし、コンサルは違います。
- 隣のチームの遅れの結果、悪影響を被るのは自分のチーム
- 隣のチームの遅延リスクを正しくハンドリングできなかったのは自分のチームにも非がある
- したがって、隣のチームの遅延は自分のチームのせいでもある
・・・と、このように考えるのです。
責任範囲、広げすぎじゃない?
ロジックはわかります。
自分のチームの成果に悪影響が及ぶリスクや課題は、自分のチームが管理すべきものです。
しかし、あまりやりすぎると消耗しませんか?
だって、隣のチームの進捗は自分のチームの管轄範囲外なのです。
そこに影響を及ぼそうとするのは、「影響の輪」を超え、「関心の輪」に手を出す行為。
どうすることもできないことを、どうかしようとしているにすぎません。
それは無理筋なのではないでしょうか。
できることは「リスク管理」のはず
隣のチームに直接、手を下すことはできません。
それでもなお隣のチームの進捗遅れが気になるのなら、やるべきことは「リスク管理」でしょう。
- 隣のチームの進みは視界に入れておく
- 進捗が遅れた場合を想定し、自分のチームができる対応策を考えておく
隣のチームを「関心の輪」に入れつつ、「影響の輪」の範囲でうまくやる。
こういう責任分担の濃淡がいいのではないでしょうか。
まとめ
「関心の輪」にしか入らない、自分が影響を及ぼせない部分をどうにかしようとしても、消耗するだけです。
100%自分責任説もいいですが、すべては自分がどうにかしないとと思っていると、精神を病みますよ。