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IoTがいくところまでいくと純粋に「使った分だけ課金」の世界がやってくる

出先での充電、開いてるコンセントで盗電するのでなく、ちゃんとお金払ってますか?電気は無料ではありませんよ。

そんな意見を地で行くサービルがお目見えしたのでご紹介します。

記者の眼 - スマホの電気を出先で買う、“公衆電源”に電力自由化の未来を見た:ITpro

スタバやマックなど、一部の店でコンセントが開放されているのは有名な話ですよね。ぼくもよく利用しています。

それは顧客サービスの一環として、店側の善処で提供されているものであり、その分の電気代金は店が払っています。(実際は商品代金に上乗せされているんでしょうけど)


一方、IoTの世界だと誰がいつ何をした、がデータとして可視化されることになります。

センサーはリアル世界の出来事を検知し、データ化し、どこかしらに蓄積するもの。集約・分析するキャパシティさえあれば、たとえばぼくが右手を挙げたというつぶさな動作だってモニタリングできてしまいます。

電気についても同様。誰の所持するどのデバイスが、どの電源からどのくらいの電気量を使ったのか。IoTのひとつであるスマートメーターを拡張して解釈すると、こういうモデルだって考えられます。

コンセントを通じた通信規格はありますし、電機と利用者(口座)などのひもづけさえできれば、場所なんて気にせずにいつでもどこでも使っただけ電気代が課金される仕組みになります。

そんな世界の走りを、冒頭の紹介した記事に見た気がしました。


もちろん、実際にやるには相当の時間とお金が必要です。

電機と利用者、利用者と口座のひも付けをどう管理するのか、だれがセキュリティを確保するのか、利用量の計測から集計までの機能配置、分析やデータ送受信にかかるキャパシティ、裏にあるITサービスやインフラにかかる投資・・・


なんでもかんでも「使った分だけ課金」にできる技術的な要素はすでに出揃っています。

しかし、だからといってすべてをそちらに寄せる必要はありません。サービスの内容や利用者の好みでサービスの形は変わるべき。従量課金が受け入れられやすいもの、売り切りモデルのほうがいいもの、おのおの存在すると思います。

電気代金は果たして。

(約950文字)