ダイヤモンドプリンセスのクルーズ旅行記(1日目):横浜出港
2016年4月30日、快晴。
今日から4泊5日でダイヤモンド・プリンセス号にて横浜発神戸着のクルージングに行きます。
誘ってくれたクルーズ好きな実家両親に感謝。
両親がクルージングにハマった経緯はこちら。
9:00 荷物の確認、出発
ダイヤモンド・プリンセスには洗濯乾燥機が備え付けられているということで荷物は少なめに。
ぼくと妻の服や日用品、2歳の息子のオムツその他をスーツケースとバックパックに詰め込みました。
おみやげ用のスペースを少し残して出発。
12:00 横浜大桟橋
横浜大桟橋に到着。
大桟橋ホール内で、搭乗手続きや出国手続きなどを行う。
大さん橋の奥の方まで入るのは初めて。
大型クルーザーを初めて近くで見ました。まるでビルが倒れているみたい。
12:15 客室に到着
まずは客室に荷物を置いて一息。今回は内側の客室でした。
少し疲れた妻と息子はここで短い昼寝。
ベッドにはダイヤモンド・プリンセスのクリアケースが。
中には今回のクルーズに同乗する旅行代理店スタッフの顔写真付き自己紹介が。
ダイヤモンド・プリンセスは海外籍の船のためクルーは全員外人。
日本語サポートは主に、旅行代理店スタッフが行うとのことでした。
12:30 昼食
ビュッフェで昼食。
メニューは幅広く、肉、魚、野菜、フルーツ、麺類やご飯もの、ヨーグルトなど、ホテルの昼食ビュッフェ顔負けのラインナップです。
ビュッフェが開いている時間であればいつでも好きなものが食べられるとのこと。
クルーズ経験者の実家家族いわく
「いかにお腹を空かせるか、美味しいものだけを食べるか」
が勝負らしいです。
まさに飽食。パンがなければケーキを食べればいいじゃない状態。
13:30 船内散歩
初めての場所はくまなく歩かないと気がすまないタイプ。
息子を連れて船内を散歩します。
客室前の廊下。
船の中心くらいの場所から撮影したのですが、行き止まりが見えないくらい長く続いています。
ベビーカーを使っていても横に人一人通れるくらい、幅に余裕があります。
客室前の廊下の中心には上下階行きの階段が。
ちなみにビルでいうと8階くらいまであります。
ぼくら家族がステイしたのは4階部分。
こちらがダイヤモンド・プリンセスの船内全体マップです。
「You are here」の赤ポチの小ささが、船の巨大さを物語っています。探検が楽しみ。
甲板(デッキ)に出てきました。
写真右上の大画面では映画が上映されるそうです。
柵の下にはプールとジャグジーがあるため、ジャグジーでくつろぎながら映画鑑賞なんてことも。(結局やりませんでした・・・)
14:00 スイートルーム訪問
その後、スイートルームを予約していた実家の親家族を訪問。
スイートルームは内側の部屋と異なり
- 部屋が一般の倍以上広い(ベッド部屋+ソファ)
- シャワールームではなくバスタブ
- 海側のベランダがあり景色が堪能できる
- シャンパンやフルーツ盛り合わせが無料
という、これでもかという高待遇。
一般の部屋の3倍くらいの値段というのも納得です。
元経営者の父と仕事の話をしながらシャンパンをいただく優雅な時間。
15:00 自室レイアウト変更
スイートルームから戻るとぼく家族のステイする船内内側の窓なし部屋は質素に感じます。
でも壁が合わせ鏡になっていることもあり、あまり窮屈な印象はありません。
このタイミングで、部屋のレイアウトを少し変更しました。
シングルベッドが2つ離れて並んでいるのをくっつけ、1つの大きなベッドとして使うように。
親子3人であればその方が川の字で寝られて使いやすいですからね。
客室清掃担当のクルーを呼び出して許可をもらい、ガチャっとくっつけました。
2歳の息子くん、広くなったベッドでくつろぐの図。
鏡に写っているとおり、ベッドに寝たらちょうど見えるところにテレビがあります。
オンデマンドで映画やアニメが見られるようで、このときは幼児向けのアニメを息子に見せてみました。
16:00 避難訓練
クルージングの乗客に避難訓練を受けさせることが国際法で義務付けられているそう。
船内アトリウムに集合し、避難場所の案内、アラームの鳴り方、指示に従うことなどの説明を受けます。
ちなみにライフジャケットを着て海に飛び込むのは最終手段なんだそうです。
なおステイする部屋によって避難訓練の受講場所が異なるようでした。
16:40 出発セレモニー
乗船から4時間、ようやく出発です。(といっても全然ヒマしなかったけど)
大桟橋には大勢の見送り客に加え、楽団やダンスユニットが出発セレモニーに華を添えます。
見送り客と乗客がテープの両端を持ってお別れする、というスタイルは最近はやっていないそうです。
だんだんと遠くなっていく横浜大桟橋。
セレモニーの最後は、風船を空に飛ばすイベントが。
なんだか自由を感じるイベントですよね。快晴でよかった。
セレモニーのお祭り気分も冷めやらないうちに、レインボーブリッジにさしかかります。
橋をくぐれば航海開始。
ちょうど日が落ちるタイミングで、レインボーブリッジはじめ海の景色が夕日に映えます。
いざ出発してみると、天候が良好なせか揺れをあまり感じません。
じっと座っていると「あ、少し揺れているかな」と感じる程度。
ビルが横たわっているようなものなので、そもそもあまり揺れないのかもしれません。
※4日目の嵐でこの予想は見事に覆りました
17:30 ドレスアップ&夕食
部屋に戻りセミフォーマル(スマートカジュアル)に着替え。
日によって夕食時間以降のドレスコードが決まっているんです。
この日はセミフォーマルの日。フォーマルデーもあります。
夕食は、客グループ毎に時間と場所(レストラン、テーブル)が決められています。
レストランはたしか4箇所くらい。時間のロットは17:30と19:30。
夕食はオーダービュッフェで、飲み物以外は何をどれだけオーダーしてもOKです。
ロメインレタスのサラダ、ローストビーフ、野菜の春巻き、デザートにチョコレートパラダイス(フレにホワイトチョコレートのソースをかける)を注文。
日本酒メニューもあるとのことで酔鯨を注文してみたものの、1合10ドルという船内価格にびっくり。
味は大人向け。さすがにおいしい。
ときどきハズレがあると聞いてはいましたが、ぼくは特に気になりませんでした。
子供向けのメニューはないため、サイドメニューのみそ汁やライスに魚のグリルを切り分けてあげました。
ジュース系も頼めば出してくれました。
19:15 部屋へ戻り一息
満腹・・・
2歳の息子が散歩に行きたがるため、疲れて寝るまでひたすら船内散歩につきあいます。
船内中央のアトリウムではさっそくイベントが開催されていました。
マジックショーだったかな?
20:30 就寝
散歩が終わって帰ってみると、いつの間にか自分が寝ていました。
ベッドで寝ていると、細かに揺れていることがわかります。やっぱり船の中にいるんだと実感。
ときおり震度2くらいの地揺れがあるため、地震に敏感な人は慣れるまで時間がかかるかもしれません。
23:30 目覚めと夜散歩
寝るのが早かったせいか、深夜にぱちっと目が覚めました。
せっかくなので船内探検の続きとして誰もいない船内を散歩することに。
オープンデッキを歩いているとすぐ見つかるのが、ライトアップされているプール。
船から見える真っ暗な海の景色とのコントラストで、青く光るプールがとても幻想的に見えます。
ただ海を走る船の上、風が強くとても寒かったです。パーカーをひっかけてきてよかった。
劇場、バー、ホール。
屋内は照明は落ちておらず、BGMだけが流れています。
どこに行っても誰もいない。自分だけが動いている。
まるで時が止まった世界を一人歩いているような気分です。
1日目のまとめ
人生初のクルージング。
事前に取り寄せた資料でイメージを膨らませていましたが、実際に体験するとやはり大違いです。
クルーザーの大きさ、セレモニーの賑やかさ、広くて豪華な船内、そして贅沢の権化のような食事。
クルージングは非日常の連続です。
2日目に続きます。