マンションのベランダでのプール遊びで必要な配慮とおすすめグッズ
マンションのベランダにプールを出して、2歳の息子と遊びました。
とても楽しいものですが、実際にやってみるとまわりへどのような配慮が必要なのかが見えてきました。
そこで迷惑に思われないための注意点とともに、わがやで使っているおすすめグッズをまとめて紹介してみたいと思います。
マンションのベランダでのプール遊びは幼児の特権
やっぱり夏と言えばプール!
おむつが取れていないため公営のプールに入れない、そんな息子くんにもプール遊びさせてあげたいなあ・・・と思うのが親心というもの。
そんなとき、ベランダでのプールは最適解ですよね。
戸建てで庭がない方、マンション住まいの方であれば一度は考えたことがあるはず。
実は、ベランダプールと幼児(〜3歳くらい)は相性がとてもいいと思います。
- 派手に暴れないので水しぶきが飛びにくい
- 小さめのプールでも楽しく遊べる
- すぐそこが家である(この安心感たるや)
なので、マンション住まいで小さな子供のいる方ならぜひおすすめしたい!
と思うところではあるのですが・・・
マンションのベランダでプール遊び、事前に確認したいポイント
「マンション ベランダ プール」で検索すると出てくるのが、
- トラブル関連の話
- そもそもやるな系オピニオン
- やっていいのか迷ってます相談
といったお話。
実際にベランダプールをやってみて、
「ああ実際これは迷惑かもしれないなあ」
「実際これは確認しておかないとなあ」
と思う点とおおまかに一致していました。
簡単にまとめてみます。
マンションの規則で禁止されていないか?
そもそもマンションのルールでベランダプールが禁止されている場合、是非を問わずベランダプールはNGです。
そのため、
- 入居時にもらったはずの「入居者のしおり」を引っ張り出して確認する
- もしなくしてしまったら管理人室や管理会社に問い合わせる
という事前確認は最低限必要です。
間違っても「ググった結果OKっぽかった」という理由でベランダプールに踏み切らないでください。
ベランダプールではないのですが、実際にぼくの住んでいるマンションで
「バイオリン演奏がうるさいという苦情がありました。該当者はお控えください。」
という掲示がされたことがありました。
あらかた犯人(?)の目星はついていて、個別に注意がいったことでしょう・・・。
水しぶきが階下へ飛ばないようになっているか
ベランダプールで遊んでみると、気づかぬ間に水しぶきが下の階へ結構飛びます。
そのため、ベランダプールをする側としては階下へ水しぶきが飛ばない、もしくは飛びにくい状態にする配慮が必要です。
たとえば、
- ベランダの柵をビニールシート等で覆って水しぶきを遮断する
- プール遊びの際にあまり水を高く跳ね上げないよう言い聞かせる
- 水鉄砲など、水を飛ばすタイプの遊具の利用を控える
等が考えられます。
必要な対策はベランダの建てつけにより異なりますので、これらの対策だけでは不十分な場合があります。
必要に応じて、追加の対策の要否を考えてみていただければと。
叫び声など騒音対策はされているか
遊んでいるとついつい叫び声や大声を出してしまうのが小さい子供というもの。これは幼児であっても変わりません。
窓の閉まった屋内であれば周囲への影響は小さくなりますが、屋外となると話は別。
特に夏の場合は窓を開けているお宅も多いはず。テンション高い叫び声がそのまま屋内に届きます。
小さい子供に寛容な方であれば「微笑ましい」と思うことも、そうでない方にとっては「うるせえなクソガキ」になるもの。
ある程度声を出してしまうのは致し方ないですが、行きすぎだと感じたら注意するなど配慮が必要です。
排水の際に隣家・階下へ影響はないか
プール遊びを終えた後の排水では、一気に水を流さないようにすることをおすすめします。
ベランダの排水溝はそもそも、大量の水を排水できる設計になっていません。
一方、ベランダで使うビニールプールに入っている水の量はかなりのもの。
そのため、プールの水を一気に排水口に流すとすぐにあふれてしまいます。
それで迷惑を被りかねないのが、隣家と階下。
排水溝に流れ切らない水が隣のベランダに流れ込む、階下と垂直につながった排水パイプから水が逆流して階下のベランダに流れ込む可能性があります。
もちろん、ベランダはそもそも水に濡れることが前提ですし、夏なのですぐ乾くと思うのですが、人によっては気にするかもしれません。
いずれもトラブルになる可能性は低いように思いますが、気をつけておくに越したことはありません。
ベランダプールの水は一気に流さず、少しずつ排水溝に流すように心がけましょう。
マンションのベランダでのプールにおすすめのグッズ
といったポイントに気をつけつつ、マンション住まいのわが家では夏にベランダプールを楽しんでいます。
ここからは、わが家で取り揃えたおすすめのベランダプール用具一式をご紹介します。
いずれも満足度が非常に高いものばかりなので、今年こそはベランダプールを!という方はぜひ見ていってください。
これがないと話にならない。プール本体
Amazonで人気のINTEXのベビープールです。
決め手はプールの底にも空気が入れられるため、子供が転んでも怪我をしにくいという点。
せっかくの楽しいプール遊び。怪我で台無しにはしたくないですもんね。
いくつかサイズ展開があるようなので、ベランダのサイズに応じて適切なものを選んでください。
ただし、ベランダのサイズいっぱいの物を選ぶと出し入れ等の取り回しが大変なので、前後左右それぞれ10cm以上の余裕を持たせることをおすすめします。
準備と片付けの時短と省力化に。電動エアポンプ
プールを膨らませるのに電動エアポンプは必須です。
小さいプールとはいえ、膨らませるのに必要な空気は膨大。
間違えても口で膨らまそうなんて思わない方がいいです!
さて、こちらのエアポンプの良いところは空気入れだけでなく空気抜きにも対応している点。
時間をかけて大量の空気を送り込んだんですから、抜くのにもそれなりに時間がかかります。
手動で空気を抜くのは大変ですよ。乗って畳んでまた乗って・・・
そんなものはさっさと自動化して、子供と遊ぶ時間を確保したほうがいいです。
それにプールのように複雑な形をしていると空気を抜ききってから畳まないと小さく収納できません。
出す前は小さかったのに、使った後はなぜかかさばっている、という状態になりがちなのです。
したがって、時短の観点でも、収納の観点でも、空気入れ&空気抜き両対応の電動エアポンプは必須アイテムといえます。
プールへの水入れに必須。ベランダ用ホース(巻取り式)
プールに水を入れるためのホースです。
マンションのベランダに据え付けの水道は、多くの場合ベランダの端っこにあると思います。一方、プールはベランダの真ん中に置きたくなるもの。
そこでベランダ用ホースの出番です。膨らませたプールをベランダの中央に置き、そこまでホースを伸ばして水を出し、たまるまで放置。
マンションの間取りによりますが、いわゆるワイドスパンと呼ばれる幅の広いベランダでも10メートル前後かと思います(東京都内のマンションの場合)。
なので、ホースの長さは15メートルもあれば十分でしょう。
長さが十分で巻取りがスムーズ、ジェットや散水など様々な用途に使える、そして安いのでこちらを選びました。
水しぶき対策に必須のビニールシート
最後に、水しぶきの飛散を防ぐためのビニールシートを必要であれば準備します。
柵が格子状になっているマンションなら絶対に必要です。
ブルーシートならもう少し安くあがるんですが、ブルーシートでベランダを囲うと事件現場みたいになってしまうので、あまりおすすめしません。
透明のシートのほうが気持ちよく過ごせると思います。
まとめ:マンションのベランダでのプール遊びはルールやマナーを守って楽しく
というわけで、ベランダプールの配慮点とおすすめグッズのお話でした。
公営私営問わず、大抵のプールは「おむつが取れていること」が入場条件に含まれています。
そのため、おむつの取れていない幼児のプール遊び(外でできる水遊び)といえば
- 児童館の幼児向けプール遊びイベント
- 公園の水路やじゃぶじゃぶ池(足をつけて遊ぶくらい)
などに限定されてしまいますよね。
でもプールに入れてあげたい。そんな家族の夏の救世主がベランダプールです。
そのため、ついつい飛びつきたくなりますが、一歩立ち止まって、ルールとマナーの再確認を。
皆が快適に過ごせる夏にしましょう!