2時間の進捗報告会議に18人が参加するとかかるコスト
仕事で毎週進捗報告の会議に参加している。
お客さんが主催するものなので特に理由がない限り参加は必須だ。
しかし毎回思うのは、なぜ18人も集めているのかという点である。
大所帯の進捗報告会議
ぼくが参加している進捗報告会議は次のような体裁のものである。
- 目的:各チームの進捗共有とチーム横断の課題共有
- 参加者:6つあるチームから主要メンバー2~3名ずつ
- 時間:毎週2時間
最大で参加者18人にもなる、かなり大所帯の会議である。
発言者は数人のみ
しかし、発言者は数人のみなのだ。
特に進捗上の問題や共有すべき・されるべき課題のないチームは、ただひたすら黙って話を聞いているだけである。
また、同じチーム内でも発言する人以外は基本的に地蔵状態で微動だにしない。
全体管理チーム(PM)は「なにかほかにありますか?」「では次のチームお願いします」くらいしか言わない。
各チーム、淡々と何かを発表して、特に議論もなく話が終わる。
特に決めなければならないこともない、単なる情報共有である。
18人が2時間集まったらいくらかかるか?
毎週、18人も集めてこんな会議を繰り返している。取っている時間は2時間だ。
つまり、この会議にかかっている人時は36人時である。
仮に皆の時給3000円だとしたら、その会議のコストはおよそ10万円になる。
メーリングリストへの共有で終わるところに10万円をかけているのだ。
10万円払って得ているものは、単に「全員がお互いの顔色を確認した」という事実のみである。
つまり、10万円をドブに捨てているのだ。
まとめ
会議にかかるコストは「人数×時間×時給」で計算してみるとおもしろい。
もしコストに見合った結果が得られないような会議であれば、その会議は失敗だ。
ぼくの参加させられているその思考停止な定例会は、毎週10万円をドブに捨てているのである。
その10万円をぼくの口座に振り込んでくれないものか。
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