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ブログを書くにも「助走」がいる

真っ白いエディタの前で「さあなにを書こう」と考え始めても効率が悪い。

記事の根幹である想定読者、伝えたいメッセージ、そのための目次構成、必要なインプット、表現のしかたなど、執筆前に考えるべきことは山ほどある。むしろそれらがないまま記事を書こうとしても、一向に手は動かない。

今回は、それらを考えたあとの作業=執筆における効率化に「助走」が有効だ、という話である。

ブログを書くにも「助走」がいる

ここでの「助走」とは、いわゆる準備運動のことを指す。

文字を打つ手や、1つ1つの文章を文字単位で綴る脳みそをあたためる活動だ。

準備運動が終わって温まった頭と体(手)なら、いつもより速く回転・執筆できるのでは?ということだ。

準備体操だけで50m走が0.5は秒縮む

そう考えたのにはワケがある。中学時代の体験だ。

その日は50m走のタイムを測る日。ぼくは鈍足なので、だいたい7秒後半くらいが関の山だった。

記録にこだわりがなかったので、適当に(とはいえそのときだけは本気で)走ればOKかな、と思ったときである。

体育の教師が、「まず2本走れ。記録はその後取る」といったのだ。

「疲れて記録が落ちちゃ意味ないだろうが」と思ったが、結果は逆だった。0.5秒ほど記録が縮まったのである。

これには驚いた。教師に「なんか早かったんスけど!」と聞いたら、返ってきた答えに驚いてしまった。

「準備運動で本気で走ったからだな」

これまで「準備運動=ストレッチ」くらいに思っていた自分には衝撃だった。

体力温存より、準備運動である程度自分を温める方がパフォーマンスが出ると、その日はじめて知ったのだ。

同じことが執筆でも言える

かたや、今回は執筆の話である。ただ体を動かす活動ではない。

しかし「事前に一定の時間、同じたぐいのことに本気で取り組む時間を取るとパフォーマンスが出やすい」というポイントは変わらない。

事実、ぼくはいまこの記事を10分というタイムリミットで書いている。時間はない。頭で考えながらそのままひたすらタイプしている。

そこそこあたたたってきた。時間もないのでまとめに入りたいと思う。

まとめ

この記事は別にアクセスにつながるわけではないし、誰かにとって役に立つかはわからない。

役に立つとすれば、この記事を書き終わったあとの自分が「準備完了」になっているくらいだ。

でもいいじゃないか。ブログって本来はそういうものだろう。