どんなにデジタルが進んでも、その先には必ず人の心がある
こんなニュースを読みました。
2017年に デジタルマーケターが見極めるべき 5つの分岐点:企業は何を変革すれば良いか? | DIGIDAY[日本版]
どうもデジタルという言葉がつくと、人が忘れられがちな気がしています。
マーケティングからデジタルマーケティングへ
データが宝。データはすべてを語る。データに裏づけられた決断(Well Informed Decision)が必要だ。
だからビッグデータが必要で、収集方法としてユーザに近いIoTがアツい。
データを集め、分析し、活用するサイクルを最大化していくことがデジタルビジネスだ。
特に勘と経験と度胸で引っ張られていたマーケティングはデジタル化で席巻されるぞ。
・・・というのが昨今の流れです。
デジタルの力を信じすぎてはいないか
でも、デジタルって単なるツールですよ。
顧客の好みを可視化したり、マーケティング施策の効果を定量測定したり、商品・サービスの利用状況をトラッキングしたり・・・
デジタルやデータのできることは、たしかに多いです。
しかしだからといって、デジタル一辺倒になっているのは激しく違和感。
ツールに振り回されて、人という本質を忘れていないか?
最後に決めるのは人であり、人の心である
データは万能ではありません。人だからこそわかる、データには映らない人の心の機微がそこにはあります。
なぜ近所の奥様はAmazonや楽天でなく近所の八百屋さんで野菜を買うのか?
なぜダイレクト保険が全盛の時代、生保レディがいなくならないのか?
ビジネスの成果をもたらすのは、最終的には人です。
どれだけ効果測定ができても、施策を考えるのは人です。
人が人を理解するツールとしてのデジタルは侮れないチカラを持っています。
しかしデータやツールで客の、人のすべてがわかると思うのは、技術屋の欺瞞でしかありません。
まとめ:デジタルマーケターこそ人の心を学べ
デジタルマーケターは「デジタル」を武器にしたマーケティングが得意技。
でもいくら武器が強くても、当たらなければ意味があありません。
客を見つめ、人を見つめる。そのツールとしてデジタルを使うのが正道だと思います。
(約1000文字)