「すみません、その服かっこいいですね。写真撮っていいですか?」
写真に撮った服と似たものをネットショップで探す技術(サービス)がローンチされるそうですよ。
“欲しい”と思った商品の写真から似たアイテムを検索--サイジニアがEC向けAI技術 - CNET Japan
たとえば、街ナカでかっこいい服を着ている人を見つけたとき、その人をカメラで取って「検索」を押すと類似商品が提示される。
たとえば、テレビで好きな芸能人が着ている服がどうしてもほしくてテレビ画面をスマホで撮って「検索」すると「これかも?」が出てくる。
おそらく、そんな使い方になると思います。
これ、実は2年ほど前に某クライアントと次世代サービスの姿を描くブレストをしていたときに出てきていたアイデアでした。
イメージ画像なども製作し、将来像はこんな感じ、というものも作りました。懐かしい。
それが2年の時を経て実際にサービスとしてローンチするんですから、別企業ではありますががなんだかしみじみします。
当時このサービスアイデアについてディスカッションしたときは
- 勝手に写真撮るのってぶっちゃけどうなの
- 撮ったとしても画質とか角度の問題で服の種類と色くらいしかわからなくね
- 検索クエリは写真でいいとして、検索する対象はどうする
- 自社ECで実現するとしたら、画像解析機能を自社システム内に構築するのか
- Google画像検索などの外部サービスとの組み合わせるとしたらセキュリティ問題は
- デジタルマーケティングコンテンツ資産の管理はどうするのか
- 画像検索が流入元のネットショップ売上高をどのように測るのか
- そもそもうちのEC系のソリューションって拡張性大丈夫だっけ
なんて課題があちこちから出てきたりしました。
ソリューションがあることと、それを実際にサービスインできることは違う話。
新しいものはワクワクするしキラキラして見えるけど、実際やるとなると産みの痛みがものすごい。特に予算まわりはえぐい。
冒頭で紹介したソリューション開発企業は、どのようにしてクライアントにソリューションを売り、入れていくのか。
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