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AIが「類題」を解けるようになりそう

AIが解法を覚えて応用するという話が飛び出しました。

グーグル傘下のDeepMind、「人間のように記憶する」次世代AIを発表|WIRED.jp

これまでのAIは「ひとつの問題に対してひとつの解法」であったとのこと。

それが、同じような問題、つまり数学などの問題集で言う「類題」なら解けるようになりそう。というのがこの新しいAIの強み。

人工知能がひとつステップアップした感じがしますね。


コレがなにを意味するか。

AIが覚えるべき解法の数が圧倒的に減る

だと思います。

だって、ひとつの問題にひとつの解法ということは、覚えるべきことが問題の数だけあるということ。

イメージ的には、数学の問題集の一問一問に対応する解法を個別に全部覚えなければならないところが、それぞれに共通する解法をひとつ覚えればいいだけになる。

数学でいう、定理や公式の応用ができるようになるんですよ。結構すごくないですか。


もちろん、これまでのAIにスケールの力(記憶や計算能力を増やす)を与えれば今回のような新しいAIを使わずとも済む場合はあります。

しかし、人にとっては当たり前の「応用する」力を備えることで、よりAIは「頭が良くなる」ことになります。

解法を学び、応用力をつけ、問題を解く。これ、まるで人間の学ぶプロセスですよね。


もし問題を解かせまくり、解法を学ばせまくったら、一体どうなるのか。

理論上は「すべてを知るもの」が出来上がることになりますが、はたして。

そして「すべてを知るもの」を手に入れた時、ヒトはどのように動くことになるんでしょうね。

メインブログで書いた人間=電池の世界がやってこないといいのですが。

(約800文字)