ダイヤモンドプリンセスのクルーズ旅行記(4日目):嵐
2016年5月3日、雨。
今日は終日航海日。釜山を出たダイヤモンド・プリンセスは、九州を経由して神戸港へ向かいます。
しかしあろうことか、嵐。
8:30 起床、揺れている
昨晩から船の揺れがひどく、ずっと前後左右に揺られている感覚が抜けません。
部屋のクローゼットのハンガーがずっと左右に揺れて、カンカン音を立てていました。
https://www.youtube.com/watch?v=OBWdPYzuBQA&feature=youtu.be
外を見てみるとかなり波が高いよう。見たところ50cm〜1mくらいはありそうです。
クルーズ船のサイズ感だからこそこのくらいの揺れで収まってるのでしょうか。
小型船だったらひとたまりもなかったように思います。
ちなみに、船内のプールは非常に荒ぶっていました。
https://www.youtube.com/watch?v=dtpsPqSPft0&feature=youtu.be
9:15 朝食
揺れていてもお腹は減るもの。朝食に向かいます。
今日もいつもの分量+αでおさめて空腹マネジメント。
のつもりが、トマトのバジル焼きがあまりに美味で思わずおかわり。
揺れる船に不安をおぼえたのか、息子が落ち着かずぐずってしまいました。
その様子を見た外人クルーが、息子と積極的に遊んでくれました。
息子はそれがすごく楽しかったようで、折につけ彼の方に目をやっていました。
10:30 船内散歩、アトリウムでマジックショー
デッキに出てみるものの、しばらくして雨が振り始めたため船内へ。
皆同じことを考えるせいか、船内、特に中央アトリウム近辺はいつもより混雑しています。
船内中央のアトリウムにてマジックショーが始まりました。
この場所は1日に何回かイベントが開催される場所。
マジックショー以外にもトークショーや絵の競売など、もりだくさんです。
マジックショーを親子3人で鑑賞。
しかし妻が揺れで気分が悪くなってしまい早々に退散。
息子も心なしかつかれているように見えます。
11:45 部屋で昼寝
結局、部屋に戻り妻と息子は昼寝。
ぼくも船の揺れのせいで昨晩よく寝られなかったようです。
一緒にしばらく寝てしまいました。
14:00 コーヒースペース
気がついたら昼食時間を過ぎてしまいました。しかしまだお腹は空きません。
妻と息子はまだ寝ているため、アトリウム近くにあるコーヒースペースへ。
荒れた海を見ながら一息つくというのも少し変な気分です。
アトリウムに目をやると、絵のオークションが開かれていました。
たしか一昨日もやっていたはず。
聞こえる限りでは、落札相場はだいたい10-15万円程度のようです。
「前回のクルーズではある絵を125万円で買った人がいた」とMC。
金はあるところにはあるものですね。
17:30 夕食
クルーズ最後の夕食です。
今回は両親と一緒のテーブルでいただきます。
おさまらない揺れの中でコース料理をいただくという稀有な経験。
この日は料理よりもデザートのイチゴがとても美味しく感じました。
一周まわってシンプルな味に回帰したような気がしました。
19:00 シアターでステージ鑑賞
この日はクルーズ最終日ということで、中央アトリウムではバルーントスという華々しいイベントが行われました。
が、目立つイベントは人が集まるもの。アトリウムはまるで通勤ラッシュの駅のような混雑で、小さい子供連れには厳しい環境でした。
そこで、裏イベントであるステージシアターへ向かいました。
船の中なんですよ、これ。広いですよね。
特に子供NGということもなく、歌と踊りのステージを鑑賞しました。
しかし息子くんが途中で飽きてしまったため途中退室。
部屋に戻り、荷物の片付けやシャワー、動画鑑賞などをして過ごします。
23:00 就寝
翌日最終日は、午前8時には部屋を開け、8時半には荷物を持って指定の場所に集まることになっていました。
そのためこの日は念を入れて早めに寝ることに。
夜になって嵐もおさまってきたので、今夜はとっぷり寝られるはず。
4日目のまとめ
クルージングは海の上。嵐がきても逃げられません。
天候の予想は難しいものですから、クルーズの予約時点で嵐のないスロットを選ぶのは無理です。
が、トラブルもエンターテイメントと思えるのが豪華客船の魔法なんでしょうね。
最終日に続きます。